言語聴覚士という職業についての将来性
こんにちは。白嶋です( ˘ω˘ )
社会は本当に目まぐるしく発達していて、今後の「雇用の未来」というのは、“仕事はほぼ半減する”とまで言われています。
今現在でも、AI(人工知能)はプロの将棋師に打ち勝ったり、弁護士の事務業務を約200倍の速さでこなすことができたり、と結果を残しているのはご存知ですか?
今まで当たり前のようにあった職業は、徐々に消えてなくなっていく、と言われています。
実際に、今年からコンビニでは深夜営業に際してセルフレジの導入をテスト導入を開始する店舗や、今後バスも無人化するのではないか?とまで言われていますので、何とも恐ろしい時代になりました…
そこで今回は、言語聴覚士という職業は将来需要があるのか否か、という点について個人的な考えなどをつらつら書いていこうかなぁと思います(゜.゜)
まずはこちらをご覧ください。
これら一部の職業は、今後10~20年のうちに無くなるのではないかと、オックスフォード大学が認定した仕事なんです。
ということで、今後は現在ある仕事の数から半減することが予想されているんですね。
上記の書かれているのは技術職などがメインですが、実は医療現場にもAIの力は及んでいきます。
米国のニューヨークメモリアルスローンケタリングがんセンターが、米IT大手のIBMと協業している事例が取り上げられている。
同がんセンターでは、米国のクイズ番組で人間相手に勝利を挙げたワトソンというIBMの人工知能型コンピューターを活用して、60万件の医療報告書、150万件の患者記録や臨床試験、200万ページ分の医学雑誌などを分析。
コンピューターが患者個々人の症状や遺伝子、薬歴などをほかの患者と比較することで、それぞれに合った最良の治療計画を作ることに成功しているというのだ。
コンピューターが治療計画を作る時代も近い、ということですね…(;´・ω・)
では、言語聴覚士の立ち位置はどうなっていくのか、皆さんご存知ですか??
下に表示するのは、オックスフォード大学のオズボーン氏が予想した今後コンピューターに代わられる可能性は少ないであろう、とされた仕事30種です。
今後10〜20年で無くならない仕事30
(仕事:コンピューターに取って代わられる確率)
レクリエーションセラピスト:0.28%
ソーシャルワーカー:0.31%
療法士:0.35%
消防の監督指揮者:0.36%
栄養士:0.39%
振付け師:0.4%
内科医と外科医
心理学者
警察の監督指揮者:0.44%
歯科医:0.44%
小学校の先生(特殊教育を除く):0.44%
パターンメーカー(パタンナー):0.49%
セットや展示のデザイナー:0.55%
人事マネージャー:0.55%
教育研修マネージャー:0.63%
ソーシャルコミュニティーサービスの管理者:0.67%
キュレーター:0.68%
アスレチックトレーナー:0.71%
幼稚園の先生(特殊教育を除く):0.74%
人類学者、考古学者:0.77%
中学校の先生(特殊教育を除く):0.78%
聖職者:0.81%
木こり:0.81%
看護師:0.9%
メイクアップアーティスト、演劇、パフォーマンス:1%
薬剤師:1.2%
微生物学者:1.2%
セールスマネージャー:1.3%
マーケティングマネージャー:1.4%
エンジニア:1.4%
引用:http://www.oxfordmartin.ox.ac.uk/downloads/academic/The_Future_of_Employment.pdf
療法士の名前は、上から3番目に位置しています!!
これは嬉しいですね(*´ω`*)♪
しかも、確率としては1%もないんです!!!
私たち言語聴覚士やその他療法士は、事務的・機械的に患者さんと関わって治療プログラムを決定しているわけではありません。
その方の生い立ちやその時の感情、表情や言葉の選び方などなど、障害だけでなく「人と人」として関わっていけるお仕事です。
どんなに人工知能が発達し、私たち人間よりはるかに優秀になったとしても、心に寄り添うというリハビリにとって大切な部分は、代替できないのではないでしょうか(。-∀-)
どんなに社会が発達しても、どんなに便利な世の中になっても、言葉が喋られないことやご飯が美味しく食べられないことで困っている方々は決していなくならないでしょう。
私たちの知識や経験は、この先の未来でも必ず必要になってくる、ということですね。
簡単なお仕事ではありませんが、簡単に誰かが代われるようなお仕事じゃないからこその、国家資格です。そして、心に寄り添える人が現場に立ち続けるお仕事です。
言語聴覚士を目指していること、言語聴覚士の資格を得ていることに、胸を張っていきたいものですね!(*´ω`*)
では、閲覧ありがとうございました!