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先生が教えてくれなかった「言語聴覚士」

言語聴覚士になりたい学生さんや、言語聴覚士になりたての方に向けた、学校の先生が教えてくれないことを綴ります。

言語聴覚士の聖書をご紹介(嚥下編)

 

 

今回は、摂食嚥下障害に関する文献や教科書をご紹介していきます。

 

私が学生だったとき、なんだかんだで

「摂食嚥下障害」という分野が一番謎に満ちていました

もともと失語や高次脳、心理学などの見えない教科を勉強することが好きだったので、摂食嚥下は働きだしてからも苦手な分野でしたね…。

自分が食べられない、という状況を経験したことがないから、なおさらだったのでしょうか(;´・ω・)

 

 

しかし、実習では容赦なく嚥下障害の患者さんを見学しデイリーを書いたり、ケースに選ばれることもあります!(地獄のような嚥下に関するケースサマリーを書く時期もありました…)

そんな時、いつもそばに置いておけるような、摂食嚥下の知識が詰まった教科書があるのと無いのとでは、かなり精神的にも肉体的にも余裕が変わってきます( ˘ω˘ )

 

今日はそれらの教科書についてお伝えしていきます!!

 

 

 

 

 

まずは、言語聴覚士たるもの、これは外せない!!!!!

といった一冊です。

 

 

 

このポケットマニュアルシリーズは他にも売り出されていますが、言語聴覚士を目指す者であれば必ず持っていたい本の一つです。

この中には、嚥下障害の動態や検査の詳細、検査のプロフィールや、適応する摂食嚥下リハの手技などなど、内容が盛りだくさん詰め込まれています!

 

重たい教科書を何冊も持っているよりは、いつでもカバンに忍び込ませておくことができるので、私も学生時代の実習や国家試験勉強中は本当に重宝させていただきました!

 

実習中に、「この検査のプロフィール(判定)は説明できる?」と聞かれても、リハビリのプログラムを立案するときでも、ポケットマニュアルはいつでもそばにいてくれました…( ;∀;)

学生としては教科書をいくつも買う余裕がない時期もあるかと思いますが、嚥下ポケットマニュアル自体は他の教科書の約半分ほどの値段で購入できます!

 

まだ持っていないのであれば、すぐに購入して手元に置いておくことをオススメします(*´ω`*)

 

 

 

 

 

 

 

次は、摂食嚥下障害が大の苦手な私をずっと支え続けてくれた、大切な相棒です…( ;∀;)♡♡

 

 

 

教科書や文献は、参考にする程度であれば、図書館などにあるものをコピーしてファイリングする程度で良いかと思いますが、1~2冊ほどは必ず使える物を現物で用意することが重要かと思います( ˘ω˘ )

 

この本の内容としては、脳血管疾患でも脳梗塞の場合の嚥下障害、脳出血の場合の嚥下障害や、変性疾患ごとの嚥下障害(パーキンソン病など)、高齢に伴う嚥下障害や認知症の場合の嚥下障害……などなど

本当に、疾患別にみる嚥下障害についてがとても細かく記載されています

 

学校で最初に買った嚥下の教科書は、参考文献などには使えても、実際に患者さんを目の前にして症状を見ながらプログラムなどを考えていくのには、かなり非効率的な内容たんですね(;´・ω・)

だから、この教科書では、脳梗塞の患者さんではこのような症状が見られ、このような対処が良いでしょう。ときっぱり書かれているのが嬉しかったですね!

 

もし、摂食嚥下障害についてのお供として選ぶ教科書がまだなのであれば、疾患別にみる嚥下障害はとてもオススメです!!

 

 

 

 

 

 

 

そして次は、すべての学生さん向けというよりは、摂食嚥下をメインにやっていきたい学生さんや、言語聴覚士になって間もない方へオススメの一冊です!

私はこの本を、言語聴覚士として入職して間もない頃、尊敬する先輩言語聴覚士の方から貸していただき、すぐに購入しました(`・ω・´)ゞ

 

 

 

こちらの教科書は、姿勢から介入する摂食嚥下というタイトルで、その名の通りの内容なっています。

摂食嚥下について勉強するとき、言語聴覚士を養成する学校では主に5期モデルなどを重点的に教えますよね?口や、喉についての勉強は、かなり複雑で覚えるのに苦労しました…( ;∀;)

 

しかし、授業中ではさらっと「摂食時の姿勢」の重要さについても学んだことと思いますが、ぶっちゃけた話、その勉強を教えてもらってる時はよーーくわからない…というのが現状なんですよね。

 

実際の現場に立つと、患者さんって結構びっくりしちゃうような姿勢で食べていたりするんです!!

しかも、体の麻痺が重くて体勢が崩れやすかったり、高齢で疲れやすかったり…それぞれの問題点を抱えていらっしゃいます。

 

姿勢調整は理学療法士さんなどもお手伝いしてくれたりもしますが、大体は一人で嚥下評価して、一人でプログラムを立てて、一人でリハビリを実行します( ˘ω˘ )

なので、自分の知識のためにも、患者さんにより良い食事を食べていただくためにも、口腔や嚥下機能に対する知識だけでなく、どうしたら良いポジショニングをとってご飯食べてもらえるのか?ということをふまえて、この本に目を通していただくことをオススメします!

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

本屋さんに行って言語聴覚士に関する参考書や教科書を買おうと思っても、理学療法士作業療法士のコーナーは大きくあるのに!言語聴覚士に関する本って案外少ないじゃない!!( ;∀;)

ってこと、ありますよね…( ;∀;)笑

 

ですが今の時代、本当に便利になったもので、本屋さんに行ってわざわざ取り寄せてもらわなくても買えるようになったんだから驚きですよね。

 

今回ご紹介した本は、言語聴覚士を目指しいつか嚥下に悩むえあろう学生さん、そして摂食嚥下に携わる言語聴覚士の方に向けてオススメできる本でした(`・ω・´)ゞ

もしよろしければ、お目通ししてみてくださいね♪

 

 

では、閲覧ありがとうございました!