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先生が教えてくれなかった「言語聴覚士」

言語聴覚士になりたい学生さんや、言語聴覚士になりたての方に向けた、学校の先生が教えてくれないことを綴ります。

言語聴覚士をやめたいと思っているあなたへ。

 

 

やめないでほしいです!!!(結論)

 

私は今とある事情で現場を離れていますが、言語聴覚士になって良かったと思うことは何度もありました。

月並みな言葉ではあるかと思いますが、言語聴覚士の国家資格を得て、とても誇りに思えます。

 

というのも、言語聴覚士は1997年に認定開始された新しい国家資格です。

新しいということは、数が圧倒的に足りていません!

地方では言語聴覚士がいない中で、理学療法士作業療法士が言語訓練や嚥下訓練を行っている施設や病院も沢山あります。

言語聴覚士の一人職場、なんていうのも沢山見かけます。

 

足りていないなら、お給料は他のリハ職より高いの?と思う方もいらっしゃると思いますが、リハビリ職内での賃金に大きな差はそんなにありません。

(ただし、残業手当などがつく場合は、言語聴覚士は摂食嚥下に携わる時間が休憩時間に重なるということもあるので、特別に手当てが支給されるところもあるようですね)

 

 

言語聴覚士というのはまだまだ世間的な認知度が低く、また病院や施設の中でも新しい存在として深く理解されていないのが現状です。

 

しかし、私が言語聴覚士の資格に大きなメリットを感じているのには理由があります!!

 

言語聴覚士が働ける場所は、病院など医療現場に留まりません。

老人ホームなどの福祉現場や、障害を持つ方たちの教育現場など、活躍できる現場は多岐にわたるため、理学療法士作業療法士とは異なり、「医師の指示の下に」業を行う者とはされていません。

 

ただし、言語聴覚士の仕事の中には「身体に危害を加えるおそれのある行為」があり、これらについては医師や歯科医師の指示の下に行います。

例えば、嚥下訓練や人工内耳の調整が当てはまりますね。

 

 

前述したように、

活動できる範囲が他のリハビリもよりも広い+新しい資格であるため多くの現場が言語聴覚士を必要としており、就職先にはそこまで困らない

というメリットがあるんですね。

 

私は北海道で就職し、その後関東で2度の現場に就職させていただきましたが、その際のどの施設や病院も言語聴覚士の人手不足に悩んでいたようです。

 

 

 

言語聴覚士を目指す学生さんの中には、勉強がきついからやめたい、思っていた仕事と違ったからやめたい、などという方もいらっしゃるかと思いますが

言語聴覚士免許は、この先一生消えることのない国家資格です!!

就職難が騒がれている今、資格は本当に強い味方になってくれます。

 

国家資格を取らない、という選択にこの先不利となってしまう要素はありますが

国家資格を取る、と選択にデメリットは無い。

 

それを覚えておいていただきたいです。

 

 

それでは、閲覧ありがとうございました!