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先生が教えてくれなかった「言語聴覚士」

言語聴覚士になりたい学生さんや、言語聴覚士になりたての方に向けた、学校の先生が教えてくれないことを綴ります。

言語聴覚学生の疑問:実習に必ず求められる能力って?

 

 

テストが終わり、年を何度か超すと、実習が来る…。

 

入学した頃から覚悟していたことではあるけど、何せ初めてだらけでよくわからない!!

きっと言語聴覚士を目指す学生さんには、あるあるかと思います。

 

 

せっかく必死になってテストを超えてきたのに、実習で落ちたらどうしよう?

先輩たち、「課題沢山であんまり眠れなかったよ」なんて言ってたけど、本当にそんなに大変なの…??

 

 

というわけで、言語聴覚士の実習で、必ず求められるであろう能力について、お話させていただきます(。-∀-)

 

 

 

 

 

まず、ざっくりと結論からお話させていただくと

「メモ能力」

がとても重要になってくると私は思います!!!

 

私が学生の頃は、よく先生方が口うるさく「メモをとる癖をつけなさい」と教えてくれていました。

 

しかし、その頃の私はというと、メモを取る癖をつけたからといって学校生活が豊かになるわけでもなかろう…( ˘ω˘ )

なんて捻くれて思っていたんですね…笑

 

 

でも、メモを取る癖が発揮されるのは日々の学校生活のためではなく(いや、学校生活でも役に立ちますけどね!笑)

実習の時に自分で自分を助ける大きなヒントだったんです!!!

 

 

 

ではここから、わかりやすく解説していきたいと思います。

 

学生のうちは、実習の前に何を準備しよう…と考えると

「とりあえず、検査の練習でもしようかな?」

「神経難病が多い病院って聞いたから、おさらいでもしようかな」

 

なんて考えるのではないでしょうか?(自分がそうでした)

 

 

それは全然間違いではなく、実習に必要なことには変わりありません!!

そのまま継続していってください!(*´ω`*)

 

しかし、実習先の先生も鬼ではありません。

まだ免許も持たず、患者さんとそんなに関わった経験のない学生さんに、「検査失敗するなよ!」「そういう関わり方は違う!!」

なんて大きな声はあげないでしょう。

 

 

では、実習で学生さんは何をするべきなのでしょうか?

 

それは、

◆患者さんの反応をきっちり読み取ること

◆バイザーや他のスタッフの先生方の言ったことを、忘れずに実行することが出来ること

 

きっとこれは、言語聴覚士として、また社会人としてまだ失敗の許される学生のうちに培ってほしい!と現場の言語聴覚士や先生方は思っているのでしょう。

 

 

 

実習中、学生さんは一日色々な患者さんや言語聴覚士の先生のリハビリを見学することになります。

そんな中で、すかすかのメモだけでは、家に帰って「さあ課題をやるぞ!」って時にうろ覚えだったりするんですよね…( ;∀;)

 

どんなに些細なことでもいいんです。

メモをする癖をつけてください!!

 

 

私の場合は、午前に見学した患者さんのリハビリ内容は、夜にはもうほとんど思い出せなかったりすることも多かったです。

(1日15人とかデイリー書いてたので、厳しかった…)

 

そこで、できる限り見た情報をメモするようにしたんですね。もうどんなに些細なことでもいいんです!!

 

「昨日はよく眠れなかった」と患者さんが言えばそうメモ。

辺りをきょろきょろ見回す動作があれば、それをメモ。

リハビリの課題での正答率、間違えやすいポイント、メモ。

 

だけど、その時は何気ないメモでも、後から見直してみると案外その「些細なこと」だと思ってたメモが、繋がり始めるんですね。

 

普段より辺りをきょろきょろ見回していたのは、注意機能が散漫になっていたのかもしれない。

注意散漫になった原因は、もしかすると昨日眠れていないため疲れていたのが原因かもしれない。

リハビリの課題で昨日より正答率が落ちているのは、眠れないせいで疲労から注意散漫となってしまったせいかもしれない。

 

 

これって、効率的にデイリーを書く上で、必ず必要になってくる技だと思うんですね。

そして、デイリーがスラスラ書けるようになると、実際に臨床に出ても即時に考察ができるという癖もつきやすくなるんです。

 

 

あと、結構見落としがちなのがバイザーから言われていたことのメモし忘れ!!

これ、結構怖いですよ…笑

 

バイザーは、学生さんの前では「先生」ですが

、普段は普通の「社会人」です。

ですから、社会人としてあり得ない!!

という行為はかなり厳しく点を付けられます。

 

 

例えば、「明日までにここの修正してきてね」

との指示は、学生でなくとも、社会人になっても上司からされるかもしれません。

それを忘れてしまうと、「ちゃんとメモしてなかったの?」なんて怒られてしまうこともあるんですね。

 

実習中の減点はバイザーの匙加減な部分もあります。

言われたことはしっかりと守れるよう、バイザーや他の先生が言ったことは積極的にメモするようにしましょう!!

 

 

 

 

といった感じで、今回はもう何度も

メモをする癖をつけましょう!!!!

をうるさいほど伝えてきましたが、

 

検査がうまくできなくても、全然知識が足りなくても、今はまだ成長途中の学生さんですから、これからどんどん経験を積んでいけば良いです。

 

しかし、何もできないから…といって、何もしないのではなく、小さなことからメモを取るという癖をつけましょう!!

すると不思議なことに、それは未来の自分を助けるということに繋がっていくんですね( ˘ω˘ )

 

 

これはきっと、私が学生のときも社会人になってからも助かった部分ではあるので、こんなに伝えたい内容だったのかな、と思います。

 

 

 

では、閲覧ありがとうございました!